展覧会鑑賞

スーラとは|点で描いた《グランド・ジャット島》、印象派を“科学”にした画家

なぜ、絵を“点”で描いたのか遠くから見ると、ひとつの穏やかな風景。ところが近づいてみると、画面は無数の細かな色の点で埋め尽くされている——ジョルジュ・スーラの絵は、そんな不思議な作られ方をしています。代表作《グランド・ジャット島の日曜日の午...
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ドガとは|踊り子を描いた印象派、その“一瞬”と大胆な構図の秘密

印象派なのに、風景を描かなかった画家舞台の上で片脚を上げる踊り子、稽古場で背中を丸めて靴紐を結ぶバレリーナ。エドガー・ドガといえば、なんといっても踊り子です。ドガは印象派の画家に数えられますが、モネやルノワールのように戸外に出て光あふれる風...
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ゴヤとは|宮廷画家が描いた“人間の闇”、《我が子を食らうサトゥルヌス》の衝撃

宮廷画家が、なぜ“悪夢”を描いたのか我が子を両手でつかみ、むさぼり食う異形の巨人。フランシスコ・デ・ゴヤの《我が子を食らうサトゥルヌス》は、一度見たら忘れられない、恐ろしい絵です。ところがこのゴヤ、もとはスペイン王室に仕えた、華やかな宮廷画...
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銀閣寺(慈照寺)の見どころ|銀箔のない“銀閣”に宿る、東山文化の侘びの美

銀色ではないのに、なぜ「銀閣」は美しいのか金閣が黄金にまばゆく輝くのに対し、銀閣は、名前に「銀」を冠しながら、銀色をしていません。落ち着いた木の色をした二層の楼閣が、静かに庭に立っている。派手さはまるでない。それなのに、いつまでも眺めていた...
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快慶とは|運慶と並ぶ慶派の名匠、端正で理知的な“安阿弥様”の見どころ

運慶と並ぶもう一人の名匠、けれど作風は正反対鎌倉時代の仏像といえば、まず運慶の名が挙がります。けれど、その運慶と肩を並べ、ときに対極とも言われる名匠がいました。快慶(かいけい)です。同じ慶派に属し、東大寺南大門の巨大な仁王像をともに造り上げ...
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浮世絵の見方|代表絵師と、版画ならではの見どころが分かると面白い

「有名な絵師は知っているけれど、つながらない」北斎の波、写楽の役者、歌麿の美人。名前と代表作はなんとなく知っているけれど、それぞれがどういう関係で、浮世絵全体のなかでどこに位置するのかと聞かれると、うまく答えられない——以前の筆者はまさにそ...
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与謝蕪村とは|句を詠み、絵を描いた人——文人画と俳諧、二つの顔

句を詠む人が、絵を描く「菜の花や月は東に日は西に」。教科書で一度は目にしたことのある句だと思います。この句を詠んだ与謝蕪村(よさ・ぶそん)は、俳人として名を知られる一方で、国宝に指定された絵を残した画家でもあります。俳諧と絵画、その両方で第...
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広隆寺《弥勒菩薩半跏思惟像》の見どころ|1400年前の「考える姿」と、かすかな微笑み

1400年前の「考えている姿」の前に立つ右足をそっと左の膝にのせ、右手の指先を、頬に触れるか触れないかのところに添えている。目は半ば閉じられ、口元にはかすかな微笑み。京都・太秦の広隆寺に伝わる国宝《弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしゆ...
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仏像の見方|如来・菩薩・明王・天の違いが分かると、お寺めぐりが変わる

お寺に行っても「どれも同じ」に見えてしまうお寺や博物館で、仏像の並ぶ部屋に入る。たしかに厳かで、ありがたい感じはする。けれど正直なところ、どれがどの仏さまなのか分からないまま通り過ぎてしまった——そんな経験はないでしょうか。筆者も、美術を学...
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カラヴァッジョとは|光と闇の革命児、劇的な明暗と波乱の生涯

カラヴァッジョ——光と闇の革命児深い闇のなかに、鋭い光がひとすじ差し込み、人物の顔や手だけが劇的に浮かび上がる。カラヴァッジョの絵は、まるで舞台のスポットライトのような光と影で、観る者を一瞬で物語のなかへ引きずり込みます。彼は、17世紀の初...